猫背の種類
一般的に人間の脊柱は、頸椎(首の部分)で前彎し、胸椎(胸の部分)で後彎し、そして腰椎(腰の部分)で前彎します。
これを生理的彎曲といい、正しい姿勢の基準になります。
それでは、姿勢が崩れてしまった猫背にはどのような種類があるのでしょうか。
猫背の種類には4種類あります。
【お腹(反り腰)猫背タイプ】
腰が前方に出ることで、お腹が出ているように見えます。
このタイプの猫背は、腰痛を発症しやすくなります。
妊娠中の女性やハイヒールをよく履く方がよくなる傾向があります。
【腰猫背タイプ】
腰椎(腰の部分)は本来前彎していますが、腰猫背になると腰椎が後ろに曲がってしまいます。側面から見ると、腰の部分が丸くなっているように見えます。
このタイプの猫背は、椎間板ヘルニア、腰痛、足腰の冷えなどを発症しやすくなります。
脚を組む方やあぐらをかく方がよくなる傾向にあります。
【背中猫背タイプ】
胸椎(胸の部分)は本来後彎していますが、背中猫背になると胸椎がより後彎してしまいます。側面から見ると、背中が大きく丸くなっているように見えます。
このタイプの猫背は、内臓を圧迫することで内臓に負担がかかるようになり、特に胃のむかつき、胸やけなどを発症しやすくなります。
腕を組む方がよくなる傾向にあります。
【首猫背タイプ】
頸椎(首の部分)は本来緩やかに前彎していますが、首猫背になると頸椎の前彎がなくなり後彎し、頸椎がまっすぐな状態になります。いわゆるストレートネックと呼ばれるものです。側面から見ると、顎を突き出し顔が前に出ているように見えます。
このタイプの猫背は、肩・腕の痺れを発症しやすくなります。
高い枕を使用する方がよくなる傾向にあります。